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BLITZ レーシングラジエーターキャップ




BLITZのレーシングラジエーターキャップ。
開弁圧127kPa(1.3kg/cm2)にしてラジエーターの冷却性能を最大限に引き出すというもの。
冷却水の温度は、通常の走行でも80〜90℃前後まで上昇します。
水の沸点は大気圧下では約100℃、液体は圧力が上がると沸点も上がる性質を利用して、
オーバーヒートを防ごうという仕組みです。
計算上では、1.0kg/cm2(大気圧)+1.3kg/cm2(加圧弁)≒2.3kg/cm2(作動弁圧) で
要するに沸点温度が126.5℃になります。


ラジエーターキャップのスプリングは圧縮された状態(装着状態)が続くので、どうしてもバネ圧が徐々に低下します。
その目安は1年で約0.1kg/cm2の減少と言われています。
そのため、キャップは半永久的に使えるものではなく、ある程度は消耗する物と考えた方が良いかもしれません。

以前はTRDのラジエーターキャップを使用していました。
特に深い理由があったわけではなく、ただエンジンルームにTRDのロゴを入れたかっただけです。
1年近くの街乗りに使用には問題ありませんでしたが、燃調のセッティング時に
レブ近くまで空吹かしを繰り返していたら、リザーバータンクから吹いてしまいました。
クーラントはキャップ部分から吹くという先入観を持っていたため、
リザーバータンクからゴポゴポを吹いたのには驚きました。
早めに気が付いたので特に問題にはなりませんでしたが。
確かに空吹かしではラジエーターに風があたらない為に水温は上昇しやすくなりますが、
このとき水温のメーターは真ん中あたりを指しており、特別水温が高くなっているようには見えませんでした。
純正の水温メーターはオーバーヒート直前に
なってから初めて針が大きく動くという情報もあるようです。
メーターの針がこまめに動くと、一般のドライバーは針の動きが気になったしまうため、
故意に動きを鈍くしているのかもしれません。
スポーツ走行をする人にとっては、オーバーヒート直前になってからでは、
手遅れなので、社外の水温メーターは必要なアイテムでしょう。


この出来事でキャップに使用していたついて不信感が沸いたので、思い切って交換しました。
ひょっとしたら純正の水温メーターは精度がそれ程良いものではなく、
実際の水温はかなり上昇していたのかもしれませんし、
たまたまキャップが不良品だったとか、個体差でラジエーターとの相性が悪かったのかもしれませんが。。。

あと古いラジエーター、劣化したラジエーターホースでキャップだけを社外品に交換するのは危険なようです。
キャップ部分が強化された分、他の部分に負担がかかるからです。
万が一、オーバーヒートが起こったときでも、ラジエーターが壊れたりホースがすっぽ抜けるよりは
キャップ部分から徐々に吹いてくれた方が被害は軽くて済むのかもしれません。


純正に戻した理由

キャップだけ強化品にしても根本的に冷却には貢献しないと判断したため。


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2005.1.2(日)更新


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