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リア ハブベアリングのグリス塗りなおし


なおとさんが掲示板に書き込んでくれた作業です。
掲載の許可は得ています。
なおとさん、ありがとうございました。m(_ _)m

リアのハブベアリングのグリスを塗り直す作業です。
基本的に車検ではこの作業は行ってもらえません。
古い車種などは車検時にこの作業が行われていたようでしたが、
時代とともにメンテナンスフリー化が進み、
この作業も省略されるようになりました。
良い意味では技術の進化によりメンテナンスの負担が軽減されたことになりますが、
何らかの原因で中のグリスが劣化してしまうと、
ガタが出るまで症状を悪化させてしまいます。
グリスの劣化はハブの寿命を縮めてしまうので、
愛車を長く乗りたい方や、走行距離が増えてきた方はこの作業を施してみると良いでしょう。
スポーツ走行を行う方、愛車を少しでも労わりたい方にお勧めです。

実際に私の車でも走行距離7万kmの段階で、走行時にリアのハブからグワングワン異音が鳴るようになりました。
そこでハブのチェックを行ったのですが、
そこにはすでに水が浸入した形跡があり、グリスは明らかに劣化していました。
あわててグリスを塗りなおしましたが、すでにガタが出たハブのグリスを塗りなおしても
残念ながら根本的な解決には至りませんでした。
もう少し早く点検していれば事前にガタを防ぐことができていたかもしれません。。

必要な工具は、一般工具(トルクレンチ含む)の他、
ジャッキ、ウマ2つ、パーツクリーナー、グリス(シリコン系、テフロン系が良いようです)です。

作業手順、写真はAE111前期(ディスク)のリアですが、
同じ構造の車両であれば同様の作業が可能だと思います。


先日、別な目的でリアのハブを分解しました。
結果判った事は、ハブとナックルの間にOリングがあって
そのOリングから微妙に水が浸入して、ベアリングのグリスが終わってた事が判りました。

ブレーキのキャリパーを外して、さらにローターも外し、写真の丸で囲った所のボルト4本抜けばハブが外れます。



写真はハブを外した所です。
見えにくいかも知れませんが矢印の先にOリングが入ってます。



終わってたグリスです。
水と混ざって石鹸みたいになってポロポロしてました。
このまま気が付かずに走ってたらベアリングを焼きつかせるところでした。


掃除して新しいグリスを詰めました。
本来なら純正のグリスを詰めるのが正しいのでしょうけど、
私の場合、耐久性を考えてマリングレードのテフロン入りを使用しました。



トルクレンチを使って規定トルクで締め付けます。
Oリングは再使用不可部品なので交換したほうがいいですよ。
私は、掃除してシリコングリスを塗って着けちゃいましたけど(笑)



ローターをセットして、キャリパーを取りつければ完了です。
その際、写真のようにハブボルトにナットを掛けておくとキャリパーが装着しやすいです。
ついでにローターの振れの点検も出来ます。

但し、ブレーキをイジる事になるので自己責任で作業してくださいね。
各ボルトに規定の締め付けトルクがありますので、整備書を参考にしたほうが無難です。


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2005.1.4(火)作成

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