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ルックスと就職活動

ルックスと言っても、別にジャニーズ系とかそういう意味ではありません。
服装や言葉使い、姿勢、顔つきという意味です。


私はとあるセンターを通して家庭教師のアルバイトをしています。
月に一回報告書の提出のために事務所に行きますが、
実はこの事務所のバイト君たち、本当に使えないです。
連絡事項は全然正確に伝わらないし、
「書類を渡し忘れたから、もう一度取りに来て」なんてことも日常茶飯事です。


で、今回の話と何が関係あるのかと言うと、
このバイト君たち、事務所の決まりなのか、全員リクルートスーツを着用しておるのです。
が、私から見ると、これがまた恐ろしいほど似合ってないんです。
何と言いましょうかね〜。
田舎の女子中学生が上はセーラー服、下はジャージで登校してたりしますが、
あんなカンジです。
ツッコミどころ満載です。


リクルートスーツって、こうピシッとしたものじゃないですか。
仕事をするときの制服のようなものですし、
就職活動中の学生にとっては、

「どうぞ私を審査してください!」

みたいな、気合の入るユニフォームです。


で、話を戻して家庭教師センターの事務所のバイト君ですが、
私と打ち合わせをしていても、ヘマばかり。
前もって連絡しておいたはずのことでも、
全然準備をしていなかったり。
こちらから逐一確認をしないと、物事がスムーズに進みません。

「ちょっと確認してみますね。」

と言ってバイト君は席を立って、自分のパソコンに向かってなにやらクリックしたりします。
その横姿を見ながら

「何が確認やねん。こっちは1ヶ月も前から何度も連絡しとるやろ!」

と私は心の中でツッコんだりするのですが、
ムダに待たされている間にこの使えないバイト君を客観的に分析してみました。


まず真っ先に目に付いたのが靴下。
何と色がです。
しかも、くるぶし丈です。
もし私が人事を担当していたなら、この学生は面接会場に入れません。
待合室でバイバイです。
なぜなら、こんなのを部長面接や役員面接に進ませたら、
「君は何を基準に学生を選考しているのだね?」
と、逆にこっちが怒られます。
ギャグだとしたら、その勇気だけは買います。
笑えないですけどね。

次にシャツ。
襟がめくれており、後ろから見るとネクタイがチラリしております。
一般的に女性のパンチラなら歓迎されますが、
ネクタイのチラリズムは却下でしょう。

そしてパソコンに向かう姿勢。
回転イスに座っておるのですが、
足を開いて体は横を向けて、顔だけを画面に向けています。
そして猫背。
仕事でパソコンに向かう姿勢ではありません。
そんなのは、友達に
「見て見て!面白いサイトがあるよ!」
って教えるときの姿勢です。

その他、バックを床にベタっと置いたり、歩く姿勢がだらしなかったり、
同じバイト仲間に

「ねぇ〜。これってどうなってんの?」

とだらしない口調で聞いたりと、羅列したらキリがありません。
アンタ事務の仕事やってんだから、もっと細かいところまで気を使ったら?と思わずにはいられません。
そんなんできちんとデータの管理ができるんかいな?と。
まぁ実際できていないから、こっちがイライラするワケですが。。。
こんなのはスーツに似合いませんよね。


世間では

「人を見かけで判断してはいけません。」

と言いますが、統計的には見た目と中身は一致するように思えます。
中には

「見た目がだらしなくたって、実力のある人もいるじゃないか!
見た目だけで人を判断する人こそ、中身は大したことないんじゃないの?」

と思う人もいるかもしれません。
でも考えてみてください。
特に就職活動においては、
会社は応募してきた学生全員を細かくチェックして、
内面やその奥にある深層心理まで診断することが目的ではありません。
たかだか30分くらいの面接数回でサラッと見渡して、
入社後に伸びそうな人材や役に立ちそうな人材を採用するのです。
多少優秀な人材を取りこぼしてしまうことも、承知の上でしょう。
だから、今現在学んでいなければならないことが身に付いていなかったり、
世間一般では常識とされていることを知らなかったりするのはマイナス査定なんですよね。

仮にマナーや身なり、常識などが身に付いていない学生を採用したとしましょう。
その学生が社員となり、営業や会議で他の会社の社員と顔を合わせます。
そこで彼が粗相をすると、会社の信用が落ちます。
商談がポシャります。
共同プロジェクトがポシャります。
つまり、足を引っ張りそうな可能性のある人材なんかいらんのです。

今の時代、専門分野ですら即戦力が求められているんですから、
それ以前の一般常識が身に付いていない学生を採用する理由があるのでしょうか?
会社が生きるか死ぬかのこのご時勢なんですから、
勝手に自分でいろいろ吸収して伸びていく学生を採用した方が会社もラクなはず。
見た目が悪けりゃ試される機会すら与えられない場合がほとんどです。


あと、顔つきも重要だと思いますよ。
別にマンガみたいに「できるヤツはオーラが漂ってる」とかそういうワケではありませんが、
いろいろ考えて行動して困難などを乗り越えてきている人って、
顔つきも違うし、しゃべる内容にも重みがあります。
余談ですが、私が正月に地元に帰ったときに、
久しぶりに会った義理の兄(某大手自動車メーカー勤務)に最初に言われた言葉が、

「おぉ!お前、顔つきが変わったなぁ。」

でした。
以前は何を考えているのかわからないような、ボーっとした顔つきだったそうです。
それはそれでショックだったのですが。
その後、

「今は苦戦してるかもしれないけど、その顔なら大丈夫だろ。」

と言われ、正月休み明けに就職活動を再開すると、
2週間後に内定を (σ・∀・)σゲッツ!! しました。
義兄の言ったことは間違いではなかったワケですね。^^;


ちなみに私の目で見ると、先に出てきたバイト君のおでこには

「ダリ〜よ〜。。。」

と書いてあるように見えました。
こんな輩とは一緒に仕事はしたくないですね。
隣でキビキビ動いていた女の子の方が、よっぽど仕事ができそうに思えました。


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2004.8.2(月)更新

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