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インターネットと就職活動
現代はまさにインターネット急成長の時代。
ネット上でショッピングをしたり、飛行機や宿泊先の手配をしたり、
定期預金や外貨預金、投資信託なんかもできたりします。
さらに極端なところでは、ネット上で異性と出会ったり
合コンやお見合いのセッティングをしたり。
もう意味わかりません。
しかし就職活動も例外ではありません。
企業にもよりますが、ネット上でエントリーシートを提出したり、
説明会の予約をしたり、適性検査を受けたり。
しかし、ここで大切なことを
フォントを大にして言いたいことがあるのです。
パソコンは便利なツールの一つではありますが、
パソコンに向かっているだけでは内定までは掴み取れない!
ということです。
至極当然ですね。
というのも、就職活動の世界にインターネットが普及したせいか、
ネット上の掲示板でも情報のやり取りが頻繁に行われるようになったのが目に付くからです。
先に選考を受けた人に面接での質問内容を聞いたり、筆記試験の内容を聞いたり。
個人的には面接の質問や筆記試験の問題をそのままズバリ聞くのはルール違反だと思いますし、
答えるのも後の学生が有利になるので問題アリだと思います。
情報収集も大切ですが、暗黙のルールというものは存在しますから、
その辺は場の雰囲気を察しましょう。
筆記試験について情報を得たければ、
「どんな本で勉強しておけば良いでしょうか?」
程度の聞き方のが無難だと思います。
で話を戻して、特に気になるのは掲示板で
「皆、何社くらい受けてるの?」
とか
「○○会社(または業種・職種)を受けようと思うんだけど、受けてもムダかなぁ?」
などという質問です。
ハッキリ言います。
そんな質問に何の意味がある?
大体、周りの人間が何社受けようが何社内定を貰っていようが
自分には関係がないじゃないですか?
研究室の先生の締め付けが厳しくて10社程度しか受けられない学生もいれば、
自由に何社でも何ヶ月でも就職活動をできる学生もいる。
経済的な事情で、会社に交通費を支給してもらわなければ、
遠方まで面接を受けに行くことができない学生もいる。
受けたい会社はたくさんあるのに、
地元に戻らなければならない事情がある学生もいる。
理系の院生だって人と接する仕事が好きで、営業を志望する場合もあるし、
経済的な事情のせいで院まで進学ができない、
でもどうしても研究職に就きたいという学生もいるはず。
人それぞれ事情や考えがあるのですから、
自分が受ける業種や職種や会社、その数、いつまで就職活動を続けるかなんて
自分にしか決められないはずです。
そういう自分で判断するべき題材を
「周りの皆はこういうふうに動いているから。」
とか
「止めた方が良いと言われたから。」
なんてカンジで決めてしまって良いのでしょうか?
そういう輩に限って
「受けてみろと言われたから受けたのに落ちた。
恥をかかせやがって!」
なんて意味不明にキレたりします。
自分の行動に責任を持てないなんて、
年齢は20歳を超えていても大人とは言えません。
ましてや、自分かこれからどうすれば良いのかを自分で判断できないなんて、
修学旅行で行き先を先生に決めてもらう小学生と同じレベル。
他にも、特に多いのが他人の書き込みを疑いもせずに鵜呑みにしてしまう人。
「○○という会社はヤバイ。」
「あの会社は学閥があるから受けてもムダ。入社できても出世できない。」
なんて話を100%信じてどうする?
そもそも、その情報は本当に正しいのか?
信憑性はあるのか?
もしデタラメだとしたら、発言者は責任を取れるのか?
よく考えてみましょう。
大抵は無責任なヤツが面白おかしくワイドショー的に語っているだけです。
とは言え、全く人の意見に耳を貸すなと言いたいワケでもありません。
就職活動なんて普通は一生に一回しかしないのですから、
皆初めての経験で手探りの状態で動き始めます。
そのような状況では、やはり先輩などに話を聞いて、
就職活動とはどんな雰囲気なのか、どういう準備をした方が良いのかなど、
前もって下調べをした方が良いのは決まりきっています。
と言うか、実際に何もかも自己流でやっても、なかなかうまくいかないモンです。
だって自分を評価するのは、自分ではなく会社側の人間なのですから。
何事も客観的に判断するのが大切です。
というワケで、ネット上の掲示板などで情報を見つけても、
その情報が本当なのか?
偏った意見ではないのか?
自分にとって有益な情報なのか?
ということを自分で判断して欲しいのです。
「面接に行ったら人事が無愛想で最悪だった。
あんな会社、行かない方が良い。」
なんて書き込みがあったとします。
そりゃ、その学生は最悪な目にあったのでしょうが、
他の学生は別にそうは思わなかったかもしれません。
それでもその変な書き込み一つを信じてしまうのか?
それでは極端ですよね。
結局のところ、自分の目で見たもの、自分の肌で感じたものだけが正解なんです。
就職活動では意外な程にパソコンに向かっている時間が長いです。
というのも、業界研究をしたり、企業のホームページで採用スケジュールを調べたり、
エントリーシートの下書きをしたり。
パソコンとのにらめっこの間に筆記試験や面接がポツポツと入ってくるという
パターンが多いと思います。
しかし冒頭でも述べたように、パソコンに向かっているだけでは内定まではたどり着けません。
むしろ普通は選考が進めば進むほどスーツを着て電車に乗る機会が増えますから、
パソコンからは離れていく生活になるはずです。
それでも貴方はネットの掲示板で匿名の人物相手に悩み事相談をしたり、
ムカつく語り屋と不毛な論議をしますか?
有益な情報だけ選定してサッ拾い集めて、
その後は実際の行動に反映させていくのが一番賢明ですよ。
あと、本当に損得勘定なしで有益なアドバイスをくれるのは
ネット上の匿名の人物ではなく、やはり学校の先輩ですね。
と言っても、自分にも人を見る目というものが必要ですが。
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2005.1.28(金)更新
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