ノッキングとは？

ガソリンエンジンの燃焼は、点火プラグによる火花で着火され、
火炎が燃焼室内を伝わることにより行われます。
しかし火炎伝播の途中で未燃焼部分の圧力が急激に高まると、
火炎の伝播を待たずに自己着火して一気に燃焼してしまう場合があります。
これがノッキングです。
ノッキングが起こると急激な燃焼によって生じる異常な圧力上昇によって衝撃波が生じ、
カリカリという異音を発生します。
この状態が続くと、プラグやピストンが過熱され、最悪の場合は溶損する場合があります。

ノッキングは燃調が薄い時や点火時期を進めすぎた時に起こります。
前者の場合はガソリンの気化熱が足りないため、燃焼室内の温度が上昇、
またさらに混合気の圧縮過程による温度の上昇が加わることで自己着火が起こります。
後者の場合は読んで字の如く、点火時期が早過ぎるためです。

アマゾンタイムセール開催中

2005.1.16(日)作成

TOP