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スロットル洗浄失敗事件


第1弾はコレでしょうね。
この話は結構いろんなところで書いてきたので、知っている人もいるかもしれませんが。
そう、あれは車を買ってちょうど1年くらい経った頃でしょうか。。。
ウチの子に3000rpm付近で謎の息継ぎが現れるようになりました。
その症状は3000rpm付近でアクセルを緩めたときに「ガツン!」というカンジの振動が出るといったものでした。
完全なアクセルOFFではないので、エンブレではありません。
また症状は上り坂などで頻繁に起こっていました。
ですから、坂を上りきってアクセルを少し緩めたときの回転数が3000rpm付近だと、
「ガツン!」というパターンが非常に多かったです。
で、自分なりにあれこれ考えて原因を追究しました。
プラグを新品にしてみたり、ECUリセットをしたり、社外パーツを外してみたり。。。
しかし、症状は改善されませんでした。
そんなとき、AE-MY GARAGE(リンク参照)を見ていて、「そうだ!スロットル洗浄をやってみよう!」と思ったのです。

結論から先に言うと、この息継ぎはスロットルの汚れが原因だったようです。
洗浄後は息継ぎは完全に解消されました。


で、話を戻してスロットル洗浄ですが、周知の通りこの作業はエンジンを壊す可能性がある作業です。
確実に正しい方法で行うことができれば、効果は絶大なのですが、リスクも伴います。
どうしても自分でやる覚悟ができなかった管理人はディーラーにお願いすることにしました。
AE-MY GARAGEに掲載されている方法の4連スロットルの洗浄はディーラーやカー用品店では通常やってくれません。
正確に言えば、メニューにないというカンジでしょうか。
そこをディーラーにワガママを言ってやってもらおうと思ったわけです。
まぁ、今考えても当時の自分の選択は妥当だったと思いますよ。
自分ができるレベルを明らかに超えた作業はプロに任せるのが賢明です。
もちろん、全てのメンテナンス作業を自分でできるのが一番良いのですが、
物事には順序というものがありますし、徐々にできることを増やしていけば良いのです。
例えば道に病人が倒れていたら、自分が応急処置できれば良いのですが、
できなかったら普通は救急車を呼びますよね?
それでも十分正しい処置なんです。
この頃、自分の場合は工具も持ってなかったですし、「ラチェットって何?」っていうレベルでしたからね。(^^;
で、ディーラーに行って「あのぉ〜、スロットル洗浄ってのをやってもらいたいんですけどぉ〜。」とお願いしました。
その時、管理人は整備士の人の作業を観察して、次回からは自分でできるようにしよう
と思っていたのですが、ここで予期せぬ事態が。。。
「あれっ?AE-MY GARAGEのやり方と違う。。。」
整備士の人が行った方法はエンジンをかけた状態で、インダクションボックスの入り口から
スプレーをガンガン吹き込む方法
でした。
これはスプレー缶に記載されている、シングルスロットルの洗浄方法です。
多連スロットルの洗浄はこの方法を行わないでください。
自分の目でインダクションボックスを外した状態を見たことがある人ならば、わかると思いますが、
シングルスロットルの洗浄方法で汚れが落ちるわけがありません。
それどころか洗浄液がインダクションボックスの塗装を剥がし、
そのカスがエンジンに入って一瞬でブロー
する可能性もあります。
後日、正しい方法で洗浄をやり直した際、管理人も自分の目で確認しました。
幸い、塗装は剥がれていませんでしたが、汚れた洗浄液が墨汁のようになって
インダクションボックス内に貯まっていました。
何言ってるのかサッパリわからない人は、一度インダクションボックスを分解して、
自分の目でファンネルがどのように付いているか、
スロットル部分はどのような構造になっているかを確かめてみてください。
とにかく、見ればわかります。
ファンネルは下向き、しかも気体の洗浄ガスを吹き込むだけで汚れが落ちるわけないんです。
例えるなら、汚れた窓ガラスに霧吹きで水をかけているようなカンジでしょうかね。
管理人は当時、このことを知りませんでした。


一応、「インダクションボックスは分解しないんですか?」と整備士の人に尋ねてみたのですが、
「この方法で汚れは充分落ちますよ。」との答えが帰ってきました。
とんでもないデタラメです。
ただ、このとき管理人は「プロがそう言ってるんだから、間違いないか。。。」と納得してしまったんです。
もちろん、この整備士側にも問題があるわけですが、自分でもしっかり理解してないことを
ワガママいって強引にお願いした自分にも問題がありましたね。
整備士の方もプロですが、絶対にミスをしないワケではないことは承知していた方が良いでしょう。

というワケで、スロットル洗浄をやってみたいけど自分でやる自信がない人は
ページを印刷して整備士の人に見せて説明するのが良いでしょう。
もしくは近所に経験者がいないか探して、手伝ってもらうと良いかもしれませんね。
最近は某AE系オーナーズサイトでも「スロットル洗浄オフ」などが開かれており、
整備に自信がない方でも親切な方が丁寧に教えてくれたりします。
ただし、くれぐれも作業は確実に。。。



インダクションボックスを外すと、このようになっています。ファンネルが見えますね。
このような構造になっているので、ガスを吹き付けるだけのシングルスロットルの洗浄方法は
意味がないことがわかっていただけるはず。



ファンネルの外した図。スロットルの入り口が見えますね。


10万km洗浄してないスロットル。この汚れがとんでもない悪さをするんです。
しかし汚れはこの部分だけではありません。
バタフライの奥も激しく汚れており、トラブルの原因になるんです。


*画像は友人の車両です。
僕が手伝いながら一緒に作業しました。
これで彼も今後は自分で作業できるでしょう。
このようにして作業経験者を増やしていくと良いと思います。
ただし、何度もクドクド言いますが、作業は確実に。。。

オマケ

この日、洗浄作業を行った友人です。
印刷した紙を一生懸命読んでます。(笑)

↓その日は暑かったので、脱いでしまいました。(爆)
止めろと言ったのに。。。
彼はどうやら露出狂のようです。良い子はマネをしないように。(笑)



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2005.1.20(木)更新

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