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女性の医療保険は妊娠前の加入が吉
<概要>
・医療保険への加入を検討している女性は妊娠前に加入するのが良い。
・妊娠前に加入していれば帝王切開の際に保険金を受け取ることができる。
<基礎知識>
・出産にかかわる通院や検査の費用は原則医療保険や健康保険は適用されず、全額自己負担。
・通常分娩は健康保険や医療保険から見ると「病気でない」という扱い。
・これに対し、帝王切開は健康保険や医療保険から見ると病気(異常)に対する医療行為という扱いになる。
・出産育児一時金として42万円(2021年9月現在)をもらえる制度があるが、
これは上記の自己負担を軽減するための意味合いの制度。
42万円を丸々自由に使えるお金としてもらえるのではなく、
先に自己負担で支払っていた病院代を後で補填してもらえるようなイメージ。
ちなみに、特にトラブルなくスムーズに出産できれば、ちょっとプラスになるくらいの計算。
経過が思わしくなく、標準的な回数よりも多く通院などがあると42万円をオーバーしてしまう。
・経過が良くなく妊娠に対する処置だけで済まず、途中で手術など大きな処置が生じると
そこから先は医療扱いになり、健康保険の適用、民間の医療保険の給付の対象になる。
・医療保険は基本的には
妊娠前に加入すれば、その後の帝王切開に対して手術給付金が支給される。
妊娠中に加入すると、その後の帝王切開は手術給付金にならない。
今は妊娠してなくても、先に出産した子供が帝王切開なら今後の帝王切開も給付の対象にならない。
(ただし、保険会社や商品によっては当てはまらない場合もあるようです。契約前に確認しましょう。)
・先に生まれた子供が帝王切開の場合は、次に生まれる子供も原則帝王切開になる。(安全のため)
・帝王切開で生むことができる子供の人数は1〜3人と言われている。(傷の位置や状態などにより安全が優先されるため)
<我が家の例>
結婚や妊娠・出産を機に保険の見直し、新規加入を検討をする方も多いと思います。
特に女性の医療保険について、我が家が実際に体験した例を交えて紹介します。
結婚を機に私、妻共に生命保険、医療保険一式を見直そう、となりました。
当時、2人が加入していた保険は、親がかけてくれていたものでした。
主契約の死亡保障(または養老)に特約として医療特約が組み合わさったタイプ。
当時は、学生の頃に親が加入させ、本人が就職したら
名義変更して保険料を自分で支払い始める、みたいなパターンが多かったです。
子供生まれた後では、落ち着いて保険のことなど考えていられないだろう、
そもそも妊娠前に医療保険に入っておかないと帝王切開になったときにが補償されない
ということで、結婚後、妊娠前に保険の見直しを行いました。
そこで
「じゃあ、今まで加入していた保険は保障が重複するから解約しようか。」
となるのですが、
「いや、古い保険の解約は1人目の出産が終わってからの方が良いかな。
ひょっとしたら帝王切開になってしまうかもしれないし。」
と考え、保険料の二重の負担はあるものの、保険を2本体制にしておきました。
結果、1人目帝王切開、2人目も選択の余地なく帝王切開となりました。
古い保険は2人目が生まれた後に解約しました。
(保険を二重に受け取ることはルール違反ではありません。)
金銭的な面だけ見ると、帝王切開になって
@健康保険が使えるので出費が減ってラッキー
A医療保険からダブルで保険金を受け取ることができてラッキー
となったとは思います。
ただ、@に関しては健康保険が使えても経過が思わしくないせいで通院回数や入院は増えるわけで、
実際には出費は減りません。
Aについても、帝王切開で妻の体に痛みや負担が増えてしまう、
傷が残ってしまう点では、手放しで喜べるものではありません。
ただ、帝王切開という避けることができない負担が増えてしまった点に対して
金銭面での慰め、お見舞いのようなものを受け取ることができた、
という面では多少心の余裕ができたのかな、とは思います。
むしろ、保険に入るのが遅くて妊娠中だったら、
「体の負担は大きいし、経済的な負担も大きいし」
というダブルパンチだったと思います。
同じ
「医療保険に加入する」
という行動に対して、ちょっとのタイミングの差だけで
これだけの違いがでてしまうのは、とても大きなことだと思います。
保険不要派の方には関係ない話ですが、
「入ろうとは思ってるんだけど、難しそうだし面倒だし先延ばしにしてしまっている」
という人は、加入を急いだ方が良いと思います。
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2021.9.4(土)更新
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