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投資初心者は少額から、の意味に注意
投資の初心者がいきなり大金を動かすと危険なので
まずは少額の運用でリスクを体感してから
徐々に運用する金額を増やして、というのは基本ですが
個別株を購入する点では意味に注意が必要です。
私も新社会人2年目の頃から株式投資を行っていますが、
当然のように最初は必要額5万円(株価500円)くらいの株ばかり買っていました。
というか、それくらいの株を買うくらいの資金しかないので当たり前ですが。
もう少し具体的に書くとスクリーニング条件として
・株価500円以下(5万円で購入できる株)
・PERやPBRの低い株
・配当利回り2〜4%
当時は株を勉強し始めた頃で、PERやPBRが低い株は割安、という理論を根拠に
5万円くらいで手が届く株を買って、
上がり始めるのを待つ、という戦法でした。
釣り餌に魚が食い付くのを待つような戦法ですね。
年代的に市場全体が上がっていく流れだったので、
それでもそれなりに勝てたのですが、
今思うと、そもそも株の値動きの性質を理解せず、
たまたま知った割安を表す指標を頼りに
「配当出すなら会社が儲かっているということでしょ。」
という自分なりの理論を信じただけのものでした。
ちなみに、このスクリーニング条件だと金融系ばかり条件に当てはまり、
配当はボチボチだけど元手が少ないので大したことはなく、
株価は基本的に横這いであまり儲かりません。
たまに規模の小さい製造業の企業が条件に当てはまり、
ニュースで瞬間的にに高騰したり、
イナゴに巻き込まれて運が良ければ高値で売り抜けられる、
のようなパターンもありました。
そもそも5万円で買える株ってそもそも少ないですし、
さらにそこに業績が良く、これから伸びていく企業、というのはなかなかいません。
基本的に、株の値動きというのはすでに株価がある程度高くなってしまっている企業が
さらに注目されて株価が上がっていく、というパターンが多いです。
株価が低い = 人気が無い、ということなので(発行株数が多すぎる、というパターンもありますが)
株価が安い企業の株を買う、ということは、
まだ誰も注目していない優良企業を真っ先に自分が見つけたと考えている、というような面があります。
新種の生物を専門家でもない自分が発見した、という感じでしょうか。
もちろん、そういうパターンになることもありますが、
私も含め、一般の個人投資家には難しいのかな、と思います。
本当に良い企業を見つけたとしても、他の投資家にその価値に気づいてもらい
株を買ってもらわないと株価は上がりません。
という流れで、株価が上がり始めた株(単元株を買うのに必要な金額が大きくなってしまった株)を
流れに乗って自分も買う(いわゆる順張り)、というのが勝ちパターンの一つです。
日本人はなんとなく逆張りが好き、と言うか正しい手法のように考える人が多いので、
PERやPBRの低い割安と言われる株を買って待つ、とか
株価が下がったところで買う逆張りが好きな人が多いようですが、
それだと業績がきちんと見れないと低位株と呼ばれるクズ株を買ってしまったり、
倒産に向かって進んでいる企業の株を買ってしまう危険があります。
私は逆張りの方が本当は 難しく、知識や忍耐力、細かな情報収集の手間が必要な手法ではないかな?と思います。
ということで、少額で買える株を無理やり探すくらいなら
@単元未満株を購入できる証券会社に口座を解説し、伸びる会社を単元未満株で購入する。
A米国株の成長株を購入する。(1株、2万円程度から購入できるところが多い)
B個別株はスッパリ諦めて投資信託を購入する。
のどれかにするのが良いと思います。
ただ、投資信託は値動きが平均化されて面白みに欠ける面があります。
自分なりに勉強して、自分なりの考えで個別株を購入し、
その判断が正しかったのか?答え合わせをする感覚で日々の株価をチェックするのも
リスクはありますが、楽しい経験でもあります。
また、株主優待は投資信託では得られない
個別株ならではの醍醐味でもあります。
全ての人に当てはまる良い投資手法というのは無いので、
自分の好み、情報収集や市況のチェックなどにかけられる時間、
それぞれの金融商品の特徴を理解して投資をするのが良いかな、と思います。
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2021.8.22(日)更新
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