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(家計管理の基本)お金はある所に集まり、無い所からさらに逃げる

<概要>
・お金はあるところにさらに集まり、無いところからさらに逃げる性質がある。
・ほしい物は貯金してから買い、ローンは極力避ける。


<重要度  ★★★★★>
健全な家計管理を行うために。





<お金の性質>
お金にはあるところにさらに集まり、無いところからさらに逃げる性質があります。
例えば貯金と借金が良い例です。
貯金があれば、わずかですが利息を得ることができます。
つまり、持っているお金がさらに増えます。
これに対し、借金があれば利子のため借りた金額以上の金額を支払わなければなりません。
つまり、お金が強制的に減っていきます。


<車を購入する例>
例えば今、200万円の車を購入したいとします。
難しい計算をせず、簡単なイメージだけで説明します。

@貯金してお金が貯まってから買う場合
200万円を貯めてから購入する場合、出費は200万円で済みます。
実際には200万円貯めるまでの過程で貯金の利息が発生するので、
本当に貯める額は199万円(+利息1万円)などで済んだりします。

A貯金がないのでローンで購入する場合
仮に200万円全額をローンで購入したとします。
200万円に対して利子が発生するため、200万円の車を購入するために
トータル220万円くらい支払わなければなりません。

残価設定型ローンやリースなども、基本的にはお金を借りているのと同じものです。
誰かが自分の代わりに先に車両代を支払ってくれているだけで、
いくら追加で支払いが発生しているのかわかりにくくなっているだけです。

出費だけを単純に考えて上記@とAのどちらが得か?と聞かれれば普通は@になるはずです。





<借金せざるを得ない場合>
借金は良くない、と言っても人生の中で全く借金無しで生活できる人は少数です。
例えば上記の例の場合、新社会人になったばかりで貯金がほとんど無いのに車通勤になってしまった、など、
自分の努力ではどうにもならない場合もあります。

一般的に
「この理由の借金なら健全な借金と見なされる」というものがあります。
代表的なものとして
・家、マンション
→ ローン無しで買える人の方が少ない。

・奨学金、教育ローン、留学費用、資格取得の学費など
→ 自己研鑽、将来への投資のため。

・携帯電話本体の割賦支払い
→ これも実は借金。
引き落としができないとヒストリーに傷がつく場合がある。
本当は健全な理由ではないが、世間一般で普及してしまっている。

上記以外にも、病気などどうしても仕方がない事例があるとは思いますが、
一般的な事例としては上記のとおりです。

車は仕方ない、と見なされないの?という考え方もありますが、
一般的には借金せずに済むように
・なるべく安い車種にすれば?
・新車ではなく、中古車にすれば?
・身内に援助してくれる人はいなかったの?
という見られ方をしてしまうからです。

やむを得ず借金(ローン)をする場合、極力ローンの金額を減らす工夫をしましょう。
具体的には下記のとおりです。
・購入額を減らす。
・借りずに済む方法を検討する。(身内から借りる)
・返済額を減らす。(頭金を入れる、金利が安い方法を探す)





<借金を避けた方が良い理由>
当たり前のことを、という段落ですが、借金を避けた方が良い理由として、
貯金はプラスの方向、借金はマイナスの方向に連鎖し、効果が増大するからです。

例えば、先の車購入の例で言うと、すでに200万円貯まっている人が
年間4%で資産運用できると10年で200万円が約300万円に増えます。
200万円の車を買うのに、100万円の追い金だけで購入できます。
200万の車でなくとも100万円の車で良いか、と判断すれば、持ち出し0円で済みます。

これが、借金せず、必要な物はお金を貯めてから買った方が良い理由です。
もちろん、上記の例では資産運用を失敗して手持ちのお金が減ってしまうリスクもありますが、そこは工夫と判断次第です。


<例外 借金(ローン)した方が良い場合>
借金(ローン)を過剰に避けない方が良い場合もあります。

例@ 手持ちの現金が極端に少なくなってしまう場合
→例えば貯金が200万円しかないのに200万円の車を現金一括で購入するのは危険です。
ある程度の不測の事態に備えるため、手持ちの現金が少なくなりすぎてしまう場合は
あえて借金(ローン)をした方が良い場合があります。

例A 借金の利子以上に増やす手段がある場合
→例えば住宅ローンの金利が0.8%に対し、
・元本保証で利率1%で積立貯金ができる
・株や投資信託で年4%くらい増やせる自信がある
などの場合です。
不動産なども買ったときよりも売るときの方が値段が上がる場合もあります。
この辺は経済情勢や個人の腕前によるところもあると思うので、万人にお勧めできる方法ではありませんが。


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2021.8.16(月)更新

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